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医療保険制度について

保険の種類

保険全体から言うと、保険は3つに分けられます。まず、

人の命に対して保障する生命保険(第一分野)、
生命以外のケガや、財産などの物を対象とする損害保険(第二分野)

のふたつに分けられます。

定期保険や終身保険、養老保険などは第一分野(生命保険)、
火災保険や自動車保険は第二分野(損害保険)に入ります。

最近、TV CMなどで良く見られ、名前をよく聞くのが
「医療保険」と「ガン保険」です。

こちらは、第一分野と第二分野の中間に位置するものとして第三分野とされています。

 

 

医療保険とは

医療保険は、病気による入院・手術をメインに考えた保険で、入院の際には、入院日額×入院日数、手術の際には、手術の種類に応じて給付金が受け取れるというシステムです。

以前は、医療保険単独では販売されておらず、死亡保障とセットにすることが必要で、第一分野の特約のようにして販売されていましたが、需要の高まりに伴い、医療保険として単独で販売されるようになりました。

 

支払い上限額について

複数の保険にはいっている場合、イザと言う時の保障額はどうなるのでしょうか。

これは、保険の種類によって異なります。

保険には、損害金額の実費を填補するタイプと、損害額とは関係のなく、あらかじめ決められた支払をするタイプがあります。

自動車保険の中の車両保険とか対人賠償責任保険は、車の修理代金や、相手の示談額という実額を支払いますから損失補填タイプです。

生命保険会社や、損害保険会社の医療保険も同様です。
治療費や入院費がいくらであっても、入院1日あたり5000円や10,000円という金額を支払います、という契約になっている場合は、入院費がいくらかかるとか、差額ベッド代が実際はいくらかかったかに関係なく支払われるタイプです。
自動車保険の搭乗者傷害保険は、これも入院あたり1日1万円とか、決められた額を払うタイプす。

 

損失補填タイプの保険は、複数の保険会社に保険をつけていても、損害額の上限で打ち切りです。
支払は、契約が一番先の会社とか、複数の会社で按分とか、これは、それぞれの約款に書いてあります。
健康保険の3割負担も、基準がかかった金額から計算されますので、損失補填タイプです。

最近では、医療保険でも実費払いが出てきました。支払保険料が抑えられる分、イザと言う時に「こんなはずではなかった」とならないよう、しっかり契約内容を確認するようにしましょう。

 

医療保険の選び方

ここでは、実費型ではなく、あらかじめ決められた金額を支払うタイプの保険についてご説明します。

まず、保険は、全体から見れば、殆どの加入者が損をする仕組になっている、という基本的なことを今一度思い出しましょう。
思いもかけず、ケガをした、病気になった人だけが得をする仕組みです。
不運にも保険料を請求することになった人に間違いなく保険料を支払えるよう、民間の保険会社は、損をするような保険を売ることは許されていません。考えてみれば当たり前の話です。
一種の賭けのようなものですので、過度にかけるのは望ましくありません。必要な金額を見極めて掛けることが必要です。

医療保険を選ぶ際には、入院給付金の日額を決めることになります。5000円・7000円・1万円・15,000円など複数のタイプがあります。

高額療養費制度を考慮して、入院した場合に1日あたりかかる費用を計算してみましょう。

70歳未満・一般所得者(年収約1,160万円以下)だと、1ヶ月あたりの自己負担額は約9万円強が上限になります。30日間入院したとすると、自己負担額は、一日当たり約3,000円になります。

また、高額療養費には対象外の費用があります。
先進医療費、食費、差額ベット代は高額療養費制度の対象外です。

食費は入院時食事療養費で一般人は1食あたりおよそ360円(2018年から460円に値上げ予定)となります。
差額ベッド代の平均は1人部屋で7,558円、4人部屋で2,485円です(厚生労働省調査・平成24年)。

以上を考慮すると、入院時に1人部屋を望む場合は日額1万円、そうではない場合は日額5,000円でいいでしょう。

最近の新しい医療保険は1日でも入院すれば5日分のお金が出るタイプが増えています。
考えてみれば、短期の入院ですので、掛かる金額が知れています。そのために、毎月の保険料が高くなる合理性は薄いと考えられます。

一体いくら必要なのか、しっかり考えて、保険を選ぶようにしましょう。