生活情報ガイド

マスクの種類と選び方

真冬、インフルエンザが猛威を振るっていますが、ぼちぼちと花粉症が始まります。

今や、電車の中や社内でマスクをせずに咳やくしゃみをしようものなら、罪人扱いです。

ウイルスなどの感染予防、花粉やほこりの吸引防護を目的とする家庭用の衛生用品(雑貨品)としてのマスクは、実は日本で誕生し、独自の進化を遂げています。

日本でこれまでマスクが定着したのは、中国の大気汚染の影響によるPM2.5濃度上昇が原因で国内でマスクの普及と着用習慣が一般化し、2005年に鳥インフルエンザがアジアで大流行した時には、店頭でマスクが消えるほどでした。

一般的に咳は2m、くしゃみは3m先まで飛沫が飛び、咳は1回で10万株、くしゃみは100万株のウイルスが飛び散ると言われています。

マスク着用で子どものインフルエンザ発症率は5分の1になると言われています。

マスクの穴の大きさは、インフルエンザウィルスやノロウィルスより大きいですが、飛沫からの感染が殆どであるため、これだけの効果になるということです。

一般的なマスクの穴の大きさは約5μm(マイクロメートル)ですが、インフルエンザウイルスの大きさは0.08~0.12μm、ノロウイルスは0.03μm、花粉の粒子の大きさは20~40μmです。

花粉予防であれば、一般的なマスクで十分ということになります。

ちなみに、 PM2.5とは直径2.5μm以下の微小粒子状物質を指します。PMとは「ParticulateMatter(粒子状物質)」の頭文字になります。一般的なマスクでは、PM2.5を防げないというのはそういう理由です。

最近、「N95マスク」という種類がでてますが、これは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)の「N95規格」に適合した高機能マスクを指します。このマスクは、 「N95」とは0.3μm以上の微粒子を95%以上捕集する性能を備えていることを示しています。

また、 「N99」とは、0.3μm以上の微粒子を99%以上捕集する性能を備えていることを示していますが、実際には 「N99」は呼気抵抗が強く、日常使用には向いていないといわれています。

また、マスクのパッケージには「PFE」「VFE」「BFE」などフィルタリング効果が記載され、マスクを選ぶ規格基準となっています。

VFE(ウイルス濾過効率)はウイルスなど飛沫を捕集する割合を、PFE(微粒子ろ過効率)は、試験粒子(0.1μm)が除去された割合(%)を、BFEは、細菌を含む粒子(約3μm)が除去された割合(%)を示しています。いずれも、数値が高いほど遮断効率が高くなります。

インフルエンザ予防や風邪予防に効果的なのは、VFEとPFEが高いマスク、花粉症対策に適しているのはBFEが高いマスクになります。

サイズは、ついつい苦しいから、耳が痛いからと緩いものをえらんでしまいますが、鼻などの凸凹に隙間ができないようフィットさせて装着できるものを選んでください。

マスクの穴よりも、ウィルスの方が小さいので、マスク着用による防御を過信することなく、冬場は、なるべく人混みは避け、出る時はマスクをして、家に帰ったらうがい、手洗いをしっかりして、ビタミンCを取るようにしましょう。